RPO事業

Z世代が採用で重視するポイントと対応策

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はじめに

給与も福利厚生も悪くないのに、なぜ若手人材が集まらないのか…近年、そんな声を多くの企業から耳にします。

その理由は、現代の採用市場では、条件を整えるだけでは人が動かない時代になったからです。
特にZ世代(1990年代後半〜2010年前後生まれ)は、安定や待遇よりも共感できる価値観自分らしく働ける環境を重視する傾向にあります。
彼らにとって給与は、前提条件であり、どんな人とどんな目的で働くかが意思決定の中心です。

そのような中、企業に求められているのは、条件提示型の採用から、共感を軸にした採用への転換です。

本稿では、Z世代の価値観を踏まえ、企業がどのように採用戦略を再設計すべきかを4つの視点から解説します。

Z世代が企業に求める3つの要素

Z世代はSNSや多様な価値観の中で育ってきた共感世代です。
そのため、企業が一方的に発信するメッセージよりも、リアルな人の姿や言葉に信頼を寄せます。

彼らが企業を選ぶときに重視するのは、次の3つです。
 1. 社会的意義(パーパス)
  【理由】
  仕事を通じて誰かの役に立つ実感を得たい
 2. 職場の透明性
  【理由】
  現場の雰囲気や人間関係など、リアルな情報を知りたい
 3. 成長実感
  【理由】
  キャリアアップよりも自分がどう変われるかを重視したい

これらの価値観に共通しているのは共感です。
Z世代採用の本質は、企業と個人の価値観をどれだけ重ねられるかにあるのです。

採用責任者が意識すべき3つのポイント

では、Z世代に企業の想いをどう伝えるべきなのでしょうか。

採用責任者が意識すべき3つのポイントは次の通りです。
 1. 理念・ビジョンを“共感言語”で伝える
  【ToDo】
  抽象的な表現ではなく、どんな課題をどう変えたいのかを具体的に語る
 2. 面接を“評価の場”から“対話の場”へ変える
  【ToDo】
  候補者の価値観を引き出し、企業の姿勢を共有する双方向型面談にする
 3. 採用広報を“社員発信型”にする
  【ToDo】
  公式発信よりも現場の声を重視し、社員の言葉でリアリティを伝える

Z世代に響くのは、数字や条件ではなく人の言葉です。
そして、共感を生む採用とは、企業が語るのではなく、伝わる仕組みをつくることなのです。

採用の本質は”共感設計”にある

Z世代に響く採用を実現している企業は、共感設計を実践しています。
それは、採用のあらゆる接点で共感が生まれる瞬間を意図的に設計する考え方を指します。

主な3つの流れは以下の通りです。
 1. 採用サイトで企業の想いと社員の姿を一体で発信する
 2. 面接では、評価ではなく対話の場として価値観をすり合わせる
 3. 社員発信で日常の雰囲気や人間関係を可視化し、現場のリアルを届ける

共感設計を取り入れることで、この会社で働きたいという感情が生まれます。
そして、その共感が入社後のモチベーションと定着率を高め、採用の質を向上させるのです。

共感がブランドを育てる

Z世代は企業そのものよりも、そこにいる人や関係性に惹かれます。
そのため、形式的な発信ではなく、リアリティのある言葉や行動が信頼を生みます。
採用成功の鍵は、まさに共感言語対話社員発信の3軸を磨き、理念を語る採用から共感を生む採用へ進化させることです。
次の3つのポイントを押さることから始めましょう。

 1. 共感言語の浸透
  【ToDo】
  経営メッセージから求人コピーまで一貫した言葉で伝える
 2. 対話を軸にしたプロセス設計
  【ToDo】
  面接を価値観共有の場に変える
 3. 社員発信によるリアリティの共有
  【ToDo】
  現場の声や日常を通じて、人の魅力を伝える

採用活動は単なる人集めではなく、企業ブランドを育てる経営活動であり、共感を育てる採用こそが、組織の未来をつくります。

まとめ

Z世代が求めているのは、条件ではなく人のリアルです。
企業がどれだけ本音で語り、誠実に発信できるかが問われています。採用の情報発信は、もはや宣伝ではなく信頼づくりの活動といえ、理念や文化を言葉にし、社員が自らの言葉で語ることで、共感が生まれます。

グリットワークスでは、戦略設計から広報運用までをワンストップで伴走し、Z世代に響くリアル発信を仕組み化した、人が見える採用でブランドを育てる仕組みを構築しています。
まずは、御社の採用活動の中でリアルを伝える発信力を一緒に磨いてみませんか?