RPO事業
地方の学生を獲得するための採用設計方法
はじめに
都市圏の採用競争が激化する中、今注目されているのが、地方学生の採用です。その理由は、リモート環境の普及や地方創生の流れを受け、優秀な学生が必ずしも都市に集中しなくなっているからです。
一方で、企業側の採用活動は依然として首都圏中心に偏りがちで、地方学生との接点が十分に作れていない現状があります。
本稿では、地方学生の採用チャンスを広げるために企業が取り組むべき4つの戦略を解説します。

地方学生採用の現状と課題
地方学生を採用するには、まず現状の構造的な課題を理解する必要があります。
ここでは、企業と学生の間に生じている3つのギャップを整理します。
1. 情報格差の存在
【理由】
地方学生は都市部企業の情報を得にくく、応募機会を逃しているため
2. 接点機会の少なさ
【理由】
合同説明会や学内イベントが減少し、企業が学生と出会う場が不足しているため
3. 移動・生活コストの高さ
【理由】
遠方への選考参加が難しく、意欲があっても行動に移しにくいため
このような課題を解消するには、物理的な距離を超えて、つながる採用への発想転換が求められます。
デジタル活用で”会いに行く採用”を実現する
地方学生との出会いを広げるには、オンラインツールの活用が鍵となります。
地理的な制約を超え、学生と直接コミュニケーションできる仕組みを整えることが重要といえます。
1. オンライン説明会・個別面談の定期開催
【理由】
地域や大学を限定せず、企業が学生のもとへ出向く設計にするため
2. SNS・動画発信による情報共有
【理由】
企業文化や社員の姿を可視化し、距離感を縮めるため
3. バーチャルインターンシップの導入
【理由】
現地に来られない学生にも等しく学べる環境を提供するため
デジタルの力で待つ採用から会いに行く採用に変えることで、地方学生との接点は確実に広がります。
地域との連携で“地元志向”を生かす
地方学生の多くは、将来的に地元や近隣地で働くことを望んでいます。
この地元志向を味方につけるには、地域と企業が協働で採用の仕組みを整えることが効果的です。
たとえば、次のような施策があります。
1. 自治体・大学との連携
例:地域内での採用イベントやキャリア教育への参画
2. 地元企業との合同採用企画
例:中小企業同士で共同説明会や採用サイトを運営
3. 地域メディア・就職支援団体との協働発信
例:学生がアクセスしやすいメディアで情報を届ける
地域ぐるみで採用の仕組みを築くことで、学生の選択肢と企業の出会いが広がります。
採用後の“定着”を見据えたフォロー戦略
採用が成功しても、地方出身者がすぐに離職してしまえば意味がありません。
入社後のサポートを整えることで、学生が安心してキャリアを築ける環境を提供する必要があります。
たとえば、次のような施策があります。
1. 入社前のコミュニティ形成
例:内定者同士・先輩社員とのオンライン交流を促進
2. 生活支援・メンター制度の整備
例:住まい・交通・社内ネットワークへの不安を解消
3. キャリア支援の仕組みづく
例:将来的な成長機会を提示し、帰属意識を高める
採用して終わりではなく、成長を支える関係を築くことが、地方学生の定着を左右します。
まとめ
地方学生の採用は地理的なハンデではなく、新たな可能性の領域です。デジタル活用と地域連携を組み合わせ、学生とつながり続ける採用を実践する企業こそが、次の採用競争をリードします。
グリットワークスでは戦略設計から運用・広報までをワンストップで伴走し、地方学生との新たな接点づくりから定着支援まで、人が集まり、育つ採用体制の構築をサポートしています。
まずは、御社の採用活動の中で地方の人材と出会う仕組みを一緒に作ってみませんか?