DX事業
経営に貢献する管理部門DXの考え方
はじめに
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉は、業務を効率化する取り組みとして定着していますが、DXの本質は単なる効率化ではなく、組織全体の価値創出にあります。
経理・人事・総務などの管理部門は、会社を裏側から支える守りの要です。
そこにDXを取り入れることで、経営判断のスピードを上げ、社員の働きやすさを高め、組織の成長を支える存在へと進化できるのです。
本稿では、管理部門が会社の成長エンジンとして機能するためのDX活用ポイントを紹介します。

管理部門が抱える“3つの壁”
多くの企業で、管理部門が戦略的な役割を果たしきれていない背景には、次の3つの壁があります。
1. 情報がバラバラで全体が見えない=分断の壁
2. 日常業務が忙しく改善に手が回らない=時間の壁
3. 経営層との距離が遠く、提案が届きにくい=連携の壁
これらの壁を超えない限り、管理部門は処理部門に留まり続けます。
DXは、この3つの壁をデータ・自動化・可視化の力で打ち破ることができます。
DXで変わる“守り”から“攻め”へのシフト
DX 導入によって、管理部門の役割は業務を正確に処理することから会社の成長を支援することへと変化します。
【DXがもたらす主な変化】
● クラウドでの経営データの一元管理によりリアルタイムな共有ができる
● RPAやAIが定型業務を代行することで企画や改善業務に注力できる時間が確保できる
● 蓄積データの分析による、先回りした経営課題の意思決定支援
たとえば経理が数字を集める部門から数字で提案する部門へ変わるように、DXは守りの管理を攻めの経営支援へ変革させます。
DXで経営に貢献した3つのケース事例
管理部門がDXを活用し、会社の成長を支えた具体例を紹介します。
事例1. データ連携による経営スピードアップ / 経理部門
【施策】複数システムをRPAで自動連携し、経営会議用レポートを即日作成
【成果】経営判断のリードタイムを1週間短縮
事例2. 社員体験向上による離職率改善 / 人事部門
【施策】勤怠・申請・評価をクラウドで統合し、社員が手続きにかける時間を削減
【成果】事務工数20%減、離職率10%改善
事例3. 契約更新管理の自動化でリスク低減 / 総務部門
【施策】契約書更新日をRPAで自動チェック・通知
【成果】更新漏れゼロを実現し、法務リスクを防止
これらの取り組みに共通するのは、業務改善が経営成果に直結したという点です。
“経営を支える管理部門”を実現するための仕組み
管理部門が経営に貢献するには、DXを一過性の施策ではなく、継続的な仕組みとして運用することが重要です。
【取り組みのポイント】
● 月1回のDX推進ミーティングを設ける
【ToDo】
管理部門責任者・現場担当・経営層が参加し、効果や課題を共有する
● データを資産として活用
【ToDo】
RPA・クラウドで蓄積された業務データを分析し、経営会議に活用する
● 現場主導の改善文化を育てる
【ToDo】
小さな成功を共有し、DXが自発的に広がる仕組みをつくる
このような取り組みにより、管理部門は経営の裏方から成長の推進者へと進化します。
まとめ
DXの力で、管理部門は会社を支えるだけの部門から、会社を動かす部門へと進化できます。
RPAやクラウドを活用して業務を仕組み化すれば、数字とデータをもとにした提案が可能になり、経営との距離も縮まります。
グリットワークスでは、こうした「成長を支える管理部門」づくりのDX支援を通じて、中小企業が持続的に発展できる仕組みをサポートしています。
まずは、自社のバックオフィスが「どこで経営を支えられるか」を見つけるところから始めてみませんか?
「どこから手をつければいいか分からない」「導入しているけれども効果が感じられない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。