DX事業

小規模でも無理なく続けられるRPA導入のポイント

この記事は約3分で読めます。

はじめに

RPAは大企業のDX施策と思われがちですが、近年では少人数の管理部門でも導入できるツールが増えています。
しかし、どの業務から始めればいいかわからない、運用が続くか不安など、小規模導入ならではの悩みも少なくありません。

実際、最初の設計や選定を誤ると、導入したのに使われないRPAになってしまうケースもあります。

本稿では、限られたリソースの中でRPAを効果的に導入し、小さく始めて確実に成果を出すためのポイントを解説します。

小規模導入がうまくいかない3つの理由

小規模組織でのRPA導入が失敗しやすいのは、ツールそのものよりも準備と運用の仕方に原因があります。
たとえば、次のような例が挙げられます。

 ●効率化の定義が共有されていないため、目的が曖昧なまま導入してしまった
 ●業務整理が不十分なまま対象を決めてしまった
 ●担当者が兼任で運用が続かなかった

これらの要因が重なると、RPAが便利なツールで終わり、業務改革として根づかなくなってしまいます。

成功の鍵①:業務の“棚卸し”と優先順位づけ

小規模導入で最初に行うべきは、どの業務をRPAに任せるかを明確にすることです。
その際のポイントは次の3つです。

 1. 毎日・毎週・毎月など発生頻度が高い定型処理業務
 2. 条件判断が少なく、自動化しやすいなどルールが明確な業務
 3. 入力・照合・転記など担当者の負担が大きい業務

まずはこの条件に合う業務を1〜2個選び、小さな成果をつくることから始めましょう。
成功体験を共有することで、チーム全体の理解と協力が得やすくなります。

成功の鍵②:ツール選定と導入ステップ

小規模導入では、誰でも使えるRPAツールを選ぶことが重要です。
その理由は、操作が難しいと、属人化して運用が続かないからです。

【選定のポイント】
 ● プログラミング不要でノーコードで操作できること
 ● 日本語のサポートが充実していること
 ● 費用体系がシンプルでスモールスタート可能なこと

【導入ステップ例】
 ステップ①:
 業務フローを可視化し、手作業部分を洗い出す
   ▼
 ステップ②:
 RPAをテスト導入して動作検証
   ▼
 ステップ③:
 効果を測定し、次の自動化対象を検討

完璧な設計を目指すより、まず試すという姿勢で取り組む方が、成果が早く現れ、現場への定着も進みやすくなります。

成功の鍵③:継続運用と共有の仕組み

月1回のRPA運用ミーティングを設け、現場担当者・管理職・RPA管理者(または外部支援担当)が参加し、 稼働結果を可視化して共有することが理想です。
この場では、処理時間やエラー件数、改善要望を確認し、 次回の運用方針や改善テーマを決定します。

このような取り組みを継続することで、RPA は導入しただけのツールから成長する仕組みへと進化していきます。

まとめ

小規模な管理部門こそ、RPAの効果を実感しやすい環境です。
大規模プロジェクトでなくても、1つの定型作業を自動化するだけで、チームの時間を大幅に生み出せます。

RPA導入の本質は、「無理なく続けられる仕組み」をつくること。
グリットワークスでは、現場の実情に合わせたスモール導入から運用定着までを支援し、“小さく始めて、大きく成果を出す”管理部門のDX化をサポートしています。
「どこから手をつければいいか分からない」「導入しているけれども効果が感じられない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。